阿蘭陀色絵莨葉文水指(おらんだいろえ たばこのはもん みずさし)、
阿蘭陀/和欄焼(オランダ焼)は江戸時代にオランダ船によってもたらされた陶磁器の総称です。オランダ・デルフトをはじめ、イギリスのウェッジウッド、イタリアのマジョリカやフランス、スペイン、ポルトガルさらに中近東のものまで含まれるようです。
「煙草の葉水指」は、古来お茶をする人の間でとても尊重されていました。莨の葉が大きく藍・黄で大きく描かれていて鮮やかです。オランダとのみ正式な交易が行われていた鎖国下の江戸時代の日本に将来したと伝えられるオランダの壷は 本来は薬や煙草の葉をいれるために使われていました。それをお茶人さんが水指に見立て、後に水指として作られてられ現代まで愛され使われているようです。たばこ葉文様は、水指の他 火入れや建水にも用いられています。たばこ葉の建水を拝見したことがありますが、なかなか素敵です♪
それではまた、ごきげんよう^^