お稽古に持っていくもの9点まとめてご紹介、これだけあれば大丈夫。

今日は稽古に持参すると良いものをまとめてご紹介します。稽古に必要なものをひとまとめにして数寄屋袋(懐紙ばさみ)に入れて持参しましょう。一つずつご紹介していきます。

①数寄屋袋(or懐紙ばさみ)
 使い服紗、懐紙など下記一式をおさめます。使い服紗が 1/4に畳まれた大きさが入ります。懐紙ばさみですと、1/4の大きさから さらにもう一つ畳まないと入らず、服紗の折り目がひとつ増えてしまうので、数奇屋袋がおすすめです。
②使い服紗
 点前につかい、茶道具をふき清めるときなどに使います。男性は紫、女性は朱色(←表千家の場合)。
 素材は塩瀬とよばれる絹織物です。絹なので肌触りがとても優しく感じます。
 利休形は 縦8寸8分(約27センチ) ×横9寸3分(約28センチ)。三方が縫ってあり 縫い目のない一辺を「わさ」といいます。
③出し帛紗
 お濃茶の時に お茶碗に添えます。寸法は使い服紗と一緒。緞子(どんす)・金襴(きんらん)などの古代裂(こだいぎれ)、名物裂の写しなど綺麗なデザインの物が使われます。出し帛紗は入門者はまだ必要ありません。濃茶の稽古を始めるようになりましたら、ご用意ください。
④楊枝/楊枝入れ
 主菓子をいただくときに使います。主な素材は象牙や黒文字(クロモジの枝)です。
⑤懐紙
 菓子をのせたり、飲み口をぬぐうときに使う和紙です。 男性用と女性用で大きさが少し違いますが、最近は女性用の小さいものを共用することがあります。 表千家は真っ白の懐紙が基本ですが、透かしが入ったものも使われています。色柄の入った可愛らしい懐紙は表千家では使いません。
⑥扇子
 扇ぐためではなく、儀礼的な道具として使われています。男性用と女性用ではサイズが異なり、一般的な扇より小さく婦人用は5寸、男性用は6寸を使います。挨拶のときなど神聖な結界を設けるために、扇子を膝前に置き 相手への敬いと謙虚の気持ちを表現します。
⑦足袋
 外を歩く足袋で茶室には上がりません。畳の上で飲食をしますので、必ず足袋を綺麗な新しいものに履き替えます。
⑧風呂敷
 コートや荷物をひとまとめにする際に風呂敷を使います。
⑨ハンカチ(ハンドタオル)
 コロナウィルス感染症対策のため、洗面所用と水屋用はお一人ずつお持ちいただいています。

数寄屋袋はぜひお気に入りのものを見つけて、お使いください。大切にしたくなる 素敵なお気に入りとと出会えますように。 それではまた、ごきげんよう^^

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