色合いが春らしいので先日の稽古でお出ししましたが、地元の和菓子屋さんには季節問わず置かれてる黄身しぐれ。時雨(しぐれ) とは 晩秋から初冬にかけた寒い時期にぱらぱらと降る小雨のことを言いますが、蒸し上げるとできる亀裂が 時雨るときの空の様子に似ていることから このような素敵な名前がついたそうです。
純生上新粉(うるち米を精白・水洗いし、乾燥させてから粉にしたもの)の生地でこし餡を包み蒸し上げたもので、蒸し上げた表面のできる亀裂の間から、可愛らしいピンクの生地が見え隠れしています。柔らかくほっくりした生地が 口の中でホロリとほどけ 優しい甘さに満たされます‥。一年を通して楽しめる黄身しぐれ、抹茶に とても合いますので お茶菓子として皆さんもお楽しみください。それではまた、ごきげんよう^^