茶道をする者にとって必需品であり 一番身近にあるお道具の帛紗。その帛紗にこだわりをもつようになると、また稽古が新鮮に感じるかもしれません。私は家元の許状を頂くと、新しい帛紗を新調します。20代の頃、これまでとは違うもっと良い帛紗を持ちたいと茶道具屋さんに伺ったところ、千家十職 土田友湖氏の帛紗を紹介されました。残念ながら手は届かず少し高すぎますと正直にお話ししたところ、お店の方に北村徳齋さんという帛紗専門の職人がいらっしゃいますよと教えてくださり、北村徳齋さんの帛紗を購入したことを覚えています。それ以来、常に稽古では徳齋さんの帛紗を使い、気持ち良く稽古をしています。使い心地は申し分なく最高です。帛紗により しなやかさであったり、使い易さが異なるので、ご自身の成長やご気分に合わせ 帛紗を変えてみるのもおススメです。 それではまた、ごきげんよう^^
※帛紗は服紗、袱紗とも書きます。