東金稽古【口切の茶事】炉開きの季節に心を整える

東金稽古で使われた茶臼。口切の行事にあわせて新茶を挽き、香り豊かな抹茶を丁寧に用意する様子。

毎年11月のはじめ、炉を開き、茶壺の封を切る「口切(くちきり)の茶事」。
茶の湯における一年のはじまりを告げる、たいせつな節目です。

この日は、毎月お世話になっている東金の半澤鶴子先生のお稽古場での茶事。
炉のぬくもりとともに、静かに心を整える時間となりました。


🌿 白味噌仕立てに感じる“始まり”の味

この日の懐石には、体をやさしく包むような白味噌仕立てのお椀が。
寒さを感じはじめる季節に、心まで温めてくれる一椀でした。

器を温め、盛りつけを整え、
お客様を思いながら仕上げていく先生のお姿に、
「おもてなしとは、こういう心なのだな」と改めて感じました。

炭の香りや湯気の音に包まれて、
“茶の湯の新年”を迎える喜びが、しみじみと胸に広がります。


🍃 茶壺の封を切る瞬間

いよいよ茶壺の封を切り、新茶をひくとき。
石臼のやわらかな音が、静まり返った稽古場に響きます。

少しずつ抹茶の香りが立ちのぼり、
空気がふっと変わるような不思議な感覚に包まれました。

一年を締めくくり、新たな稽古の季を迎える——
その節目に立ち会える幸せを、
香りとともに味わう時間となりました。


🕊️ 茶の湯を学ぶよろこび

半澤先生のお稽古場では、
食べ物の命を余すことなく使い切る心を軸に、
茶事にまつわる多くのことを教えていただいています。

ただ技を磨くのではなく、
「茶事とは、懐石料理を丁寧に作り、お茶を点てるそのひとときに、人を思う心をのせるもの」
―― その言葉が胸に残ります。

口切の茶事を通して、
茶の湯は新しい茶をいただくだけでなく、
心を新たに整える時間であることを、改めて感じました。


☘️ 学びを結空の稽古にも

こうして日々学ばせていただく時間が、結空でのお稽古にも生きています。

季節を大切にしながら、
お一人おひとりに寄り添ったお稽古を、これからも丁寧に続けていけたらと思います。

炉開きの季節、
皆さまの一年も穏やかに始まりますように🍵


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