懐石料理の支度|水曜稽古の朝、茶事に向けて

茶事懐石の朝、鍋で昆布と鰹から丁寧に出汁をひく様子。茶道教室結空の水曜稽古にて。

茶道教室結空の水曜日稽古では、
三か月に一度、季節ごとの茶事懐石づくりと茶事の稽古を行っています。

この日は、生徒さんがいらっしゃる前に、
その日の稽古で使う懐石の出汁をとりはじめた朝の一場面です。

お昼の稽古に間に合うよう、朝いちばんで昆布と鰹を火にかけ、
お鍋の様子を見ながら支度を進めていきます。
限られた時間の中でも、ひとつひとつの工程を丁寧に。
そんな朝の準備が、茶事の一日を静かに支えています。

茶事懐石の朝、鍋で昆布と鰹から丁寧に出汁をひく様子。茶道教室結空の水曜稽古にて。
朝の静けさの中で出汁をひく時間。香り立つ湯気に心も整います。

🌿 一汁二菜に込めるおもてなし

茶事における懐石料理は、もてなしの心を形にする大切な一部です。
結空の茶事懐石では、“季節を感じる一汁二菜”を基本にしています。
出汁の香り、器の温もり、盛りつけの美しさ――
どれもが、お客様を思う心から生まれるもの。

包丁を入れる音や、一碗一碗を温める影のおしごと。
そのすべてが、茶の湯における「おもてなしの始まり」です。

懐石料理の支度で切りそろえた大根と人参。季節の彩りを添える野菜の下ごしらえ。
丁寧に切りそろえた大根と人参。料理のはじまりは、包丁の音から。
秋田淡雪味噌と酒粕白みそ。茶事懐石の椀物に使うために準備された味噌。
白味噌と淡雪味噌を合わせ、季節の椀物にやさしい風味を添えます。

🍵 茶事の流れをつくる支度

懐石の支度が整うころ、
炭点前の準備や花のしつらえも始まります。
料理・道具・花――
それぞれがひとつの流れとなって、
お客様を迎える茶室の空気を整えていきます。
季節の移ろいを感じながら、
生徒さんとともに“ひとつの茶事”を作り上げる準備が進みます。


🕊️ 茶事を通して学ぶこと

茶事懐石のお稽古は、料理を学ぶ時間であると同時に、
「相手を思う心を形にする」学びの時間でもあります。
ひと椀を仕上げる中で、
おもてなしの心や、茶の湯の本質に触れる瞬間が沢山あります。

こうして積み重ねた時間が、
日々の稽古や生活にもやさしく息づいています。
季節を感じ、心を整える茶の時間を、
これからも大切にしていきたいと思います。


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